8月13日~15日 西村屋 本館・客室ヘルプ
13日から15日まで、「西村屋 本館」で客室ヘルプというお仕事を担当した。
どんな内容なのかなと思いながら、本館へ向かう。繁忙期に学生の私たちを受け入れることは、西村屋さんにとって迷惑なんじゃないかなと思う。それでも真面目に取り組めば、スタッフの方々にも受け入れてくれるはずだ。3日間頑張る。
客室係の初日に比べて、怖いという感情はない。旅館の雰囲気に慣れたかな。
担当スタッフの方が来て、客室ヘルプのお仕事を教えてもらう。
「客室係」は、1人で1~2室のお部屋を担当し、滞在するお客様と深く関わりを持ちっておもてなしする。「客室ヘルプ」は、そのサポート役だ。担当エリア内の各お部屋にセットされている浴衣やタオル、湯飲みといった客室備品の確認、チェックインされたお客様にお部屋へのご案内や館内説明、チェックアウト後の清掃など、快適に過ごせるように準備する業務。覚えることが多くてたいへんだ。早く終われば、まだ終わっていない部屋のお手伝いもする。
この業務で大切なことは、全体を客観的に見ること、そして助け合うことだと感じた。
私はたくさんのことを同時にこなすのがすごく苦手だ。しかし、お仕事をするうえでマルチタスク(複数の作業を同時並行して実行すること)は避けられない。今回のCEPは良い経験の場だ。少しでもできるように努めるつもりだ。
初日は言われたことをこなすまでだったが、14日・15日は客室での業務になった。お茶だしなど担当する。
「接客中、床の間の前を通る」「お茶を出すとき、湯飲みを上からわしづかみしてしまう」といった、作法の失敗や間違いなどを経験しながら、徐々にできることを増やしていく。スタッフの方々も頑張りを認めてくださったのか、さまざまな業務を任せてくれるようになった。うれしい。自信につながる。
スタッフのみなさんは、とても優しく教えてくださる人達ばかりだった。業務に慣れてきた頃だったので、次の業務に移るのは少し寂しい。しかし本館でのお仕事が終わったわけではない。気持ちを切り替え、次に進もう。