2019.10.21

トロント滞在日記 #4

9月27日[3日目]:Black history walk

今日は朝9時半に駅に集合した。

家を出る時間が遅くなったので、時間ぴったりに到着。「Black History Walk」と題し、ライアソン大学の教授が、近くにある「アラン庭園」と大学の体育館を案内してくれました。

彼女はジャマイカで生まれ、人生の半分をトロントで生活している先生だ。

以前は民間企業に勤めていたが、黒人の歴史に興味を持つようになり、イギリスに留学し博士号を取得。現在は大学教授として、研究や授業を行っているとのこと。

今回ツアーをしてくれたライアソン大学の先生。
熱心に説明してくれました。髪型結構おしゃれ


トロントは多文化社会だ。国の政策も、異なる文化を持つ人たちが対等に渡り合える「多文化主義」をうたっている。確かに街中ではアジア系、アフリカ系の人などいろいろな人種と出会う。先生も「トロントに暮らしていると、自分が『黒人』だと気にしなくなるわ」と話してた。

街を歩きながら奴隷制度の始まりや、アフリカの植民地の歴史について話してくれた。一番驚いたことは、戦国時代、黒人の侍がいたこと。彼は織田信長の家臣で、名は「弥助」と呼ばれていた。高校の日本史で教わらない内容なので、とても新鮮だった。また彼のことは日本ではあまり知られていないことにも驚いた。

ただ、白人居住者が多いオタワやモントリオールに行くと、「“なんで黒人がここにいるんだ”という目で見られることがたまにあるわね」とのこと。自分も、この地域で黒人とすれ違っても、特に珍しいとは思っていない。でも、一歩トロントから外に出ると、黒人は目立つのだなと思った。

大学の近くにあったアラン庭園。ここには温室がある。
無料で入れたので入ってみた
ちょうど葉っぱに水滴が乗っていたので撮ってみた。温室の植物は緑が濃く、イキイキとしていてすごく綺麗だ
小さい葉っぱも生えてます


散策中に気づいたのは、建物の壁を「キャンパス」に見立てた、「ウォールアート」が多いことだ。

日本では、「いたずら」とか「落書き」など、悪いイメージが思い浮かぶと思うが、トロントのウォールアートは芸術作品。市がお願いしてビルに書いてもらうほど、トロントではオープンなイメージだった。黒人をテーマにした作品もあった。それほど、トロントは芸術に関心の深い都市なのだなと思った。

午後はオフィスでチームに分かれて作業を進めた。観光チームは、フィールドワークのネタ探しと、昨日行った博物館やチャイナタウンなどのレビューをした。