2019.12.02

トロント滞在日記 #10

トロントで出会った、3人の日本人

自分たちがトロント滞在ですごくお世話になっている「Rook留学センター」。
語学学校やホームステイ先のあっせんなど、4人の日本人スタッフがトロントでの留学をサポートしてくれる、小さな留学エージェントだ。CEPの企業アポイントメントや、日報の取りまとめなどをやっていただくなど、お世話になっている。

自分は、ここに集まる3人の日本人留学生たちから、たくさんの刺激を受けた。

京都外大にいると、慣れた環境で生活しているし、いつも同じ人としか関われない。気の置けない仲間なので、それはそれで楽しい時間なんだけど、新しいことに挑戦したくても、周りに流され、どうしてもグダグダしてしまう自分がいる。そうなると、モチベーションを保つのが難しい。居心地が良い反面、刺激を受ける機会が少ないと、いつも感じていた。

カナダに留学し、生活するほとんどの日本人は、何らかの目的がある。コミュニケーション能力をつけたい人や、ワーキングホリデーを利用して生きた英語を学ぶ人、大学を休学してきている人も、このセンターにいる。

ここに集まる人たちの、目標や夢に向かって前進する姿を見て、「自分も、もっと頑張らないといけない」と、強く感じるようになった。

仲良くなった、3人の日本人留学生たち。
良い刺激をもらいました


彼らと初めて会ったのは、滞在2日目の9月25日、Rookでのオリエンテーションに参加した時だ。

席に座っていた3人を見て、瞬間的に「話してみたい」と感じ、声をかけたのだった。

自己紹介から始まった会話では、なぜトロントに来たのか、夢は何かについて質問。
3人は「外資系コンサルティングの会社を起業したい」「発展途上国で貧困層を助けたい」「ボランティアで国際貢献をしたい」と、大きくはっきりとした目標があった。

「この3人、おもろいなぁ」

毎日会って話をし、彼らの価値観を吸収したいと思い、CEPの合間を見て、Rookへ通う日々がスタート。

ラーメンを食べながら、ハロウィンのコスチュームを選びながら、ビリアードをしながら、自分たちの夢について話し合う、親友のような仲になった。

実は最近、「出会いは必然」と考えている。
高校生までは、人と知り合うのは「偶然」「奇跡的」と思っていたし、そう考える人も多いのではないかと思う。
だけど、大学生になってから、人に会いに行く回数よりも、直感で話しかけた人と話が合うことが多くなり、価値観に共感できることが増えてきた。

Rookの日常をパシャリ
帰国前日、トロント最後の夜。ハロウィンパーティ!
仮装なんて、何年ぶりだろう
Rookで出会った仲間たち。 CEP最終日に、紅葉を見に行ったよ
仮装しながらの紅葉見物は、楽しかった!


彼らと過ごした時間は、自分の狭い世界を広げ、もっと自由に考えてもいいんだと、考えられるようになった気がする。

「もっとトロントに滞在したい」
「ずっとこのメンバーと過ごしてみたい」

そう感じさせてくれる、刺激的な出会いだった。