8月29日 西村屋 ホテル招月庭・客室ヘルプ3日目
CEPの終わりが見えてきた。
最終日の9月6日に、CEP城崎組の7人で、旅館経営者など関係者にプレゼンテーションをする。
内容は宿泊業の労働環境調査だ。現状をアンケートや聞き取りなどで調べ、男女の格差解消や離職率の低下ついての対策、労働条件の改善などについて考えていく。
一緒に調査を進めるメンバーの田邊さんから
「そろそろ本格的に調査に取り掛からなきゃ。仕事終わりでも進めないとね」
と言われる。ジリジリと焦る私。データを集め、どんな切り口で発表するか考えないといけない。しかし日々の業務で手一杯だ。
“頑張ろう!”
そう自分に言い聞かせて、ノートパソコンを開く日々が続いている。
8月27日から9月4日のうち6日間、「西村屋 ホテル招月庭」で客室ヘルプの業務を担当している。本館と業務内容・流れはほぼ同じだが、部屋の位置やスタッフなど、環境は全く違う。新たな気持ちで臨んだ。
初日から客室で接客を体験。
案の定、緊張した。部屋に到着したお客様に、お茶やお菓子を出して、館内の簡単な説明をするのだが、自覚できるくらい声が震えてしまう。
それでも耳を傾けていただいたり、配膳で手こずっても見守っていただいたり、お客様のやさしさに救われる場面がたくさんあった。
スタッフの方も「良かったよ」「明日はもっとできるようになるよ」と声を掛けてくれる。「お役に立てた!」と、気持ちが楽になった。2日目も特に問題なく、おもてなしができたんじゃないだろうか。
8月29日、3日目。
仕事の日だったが、宿泊予約が少なかったので、午後から急遽プレゼンの準備に充てていただくことに。田邊さんとアンケートの結果確認と、話す内容の大まかな組み立てまでやろうと決める。
ご協力いただけたのは、今のところ、7軒の旅館とホテル。丁寧に答えていただいたので、スタッフの出身地や年齢層、業務についてなど、聞きたかった情報やデータがしっかり取れそうだ。
パワーポイントで、プレゼンの基本的な流れを書き出してみる。まだアンケートの返却がない旅館があるので、内容は不完全だ。まわりのメンバーを観察すると、各自パソコンで検索したり、紙に書いて考えをまとめていたり、内容について話し合っている。
仕事は、残すところ3日間のみ。
朝から夜までの業務だが、踏ん張って、丁寧なおもてなしを心がけようと思う。
そして発表に向けた作業も、まだまだある。
とにかく、今できることを一生懸命にやろう。