出発前:CEPトロントについて、感じていること。
CEPトロントのプログラムには、語学の授業がない。自分でプロジェクトを企画し、スケジュールを立て、実行することが目的だ。やりたいことができる反面、いくらでもサボれる、そんな自由度の高いプログラムだと思う。
今回、自分がやる企画は2つ。
1つ目は、トロントの留学エージェントを通じて、約10コミュニティ&会社にインタビューをすること。海外でインタビューをする機会は中々ないのでとても楽しみ。
2つ目は、トロントの地域調査。チームに分かれて、「アート」「観光」「福祉」「スポーツ」の4つのトピックを中心に活動する。自分は観光チームとして、トロントの魅力や穴場を調査する。
以上の活動をまとめ、冊誌にして出版、また取材の様子を撮影し、動画を制作を予定。
この2つのメディアを使って、トロントの文化や街の雰囲気を発信しようと思う。
CEPトロントは、時間を自由に使うことができる、ユニークなプログラム。学生自身が主体的に行動する内容になっているので、学習というよりかは、個人の探求を深めることができる。 現地での調査が楽しみだ。
9月24日[0日目]:出発日
11時、自宅からタクシーで京都駅へ。
大阪の南西部・泉南にある「関西国際空港」まで普通電車で行くと、約2時間かかる。乗り継ぎが大変なので、12時発の特急はるかに乗った。乗り換えなしの90分間、本を読んで過ごす。CEPメンバーの小杉くんが一緒。
関空では、渡航前最後の日本食・牛煮込みうどんを食べた。トロントでは日本食を食べないつもりなので、かつおだしをゆっくりと楽しむ。
トロントまでは、留学代理店の方が同行してくれた。
関空からバンクーバーまでの飛行機が30分ほど遅延していたので、バンクーバーからトロント行きの飛行機も遅れる。よくあることなので、焦らずゆっくりと読書の続き。現地到着は22時だった。
空港からホームステイ先までは、韓国人のドライバーさんが送ってくれた。彼はトロントに来て8年が経ち、日本人と結婚。家庭では英語を話しているとのこと。仕事は2つかけもちしている。メインは自動車部品系の会社で働き、車送迎は副業だそうだ。
この話を聞きいて思ったのは、トロントの物価について。モノの値段が高いのかもしれない。それとも単純に給料が安いのだろうか。この街では、仕事を掛け持ちしている人が多いのかもしれない。特に海外から移住してきた人たちは。
ホームステイ先には、23時半に到着。ホームオーナーと少し話す。
オーナーさんはフィリピン系カナダ人の、初老の独身女性。前夫とは離婚したそうだ 。介護ヘルパーの仕事をしている。この10年間、留学生を受け入れてきた大ベテラン。朝は8時くらいに仕事に行って、20時ごろに帰ってくる。「私の帰りが遅いから」と、鍵を渡してくれた。
自分のほかに入居者は、韓国人留学生、そして地下フロアに住んでいる男性とその娘2人。どんな人たちなのだろうか。会えるのが楽しみ。
今日は一日ずっと移動だったので、とても疲れた。ベッドにもぐりこむと、すぐに寝てしまった。