11月19日 緊張で頭の中が真っ白 イベントでよさこい踊り披露
みなさんこんにちは。
遠藤櫻です。
ペナンの街は最近、スコール(突発的な、激しい風雨)がとても多いです。先日の帰り道にもあい、「Grab」(タクシーの配車アプリ)を利用して帰るほど、強い雨でした。
今回は、イベント「USM50th anniversary Cultural Exchange Session Malaysia to Japan DAISUKI」 について書きたいと思います。
留学先である「University of Science Malaysia」(USM、国立マレーシア科学大学)は、今年で創立50周年。これを記念し開催するイベントで、CEPマレーシア組は「よさこい踊り」を披露しました。
実は、日本で事前に猛練習。 女子17人、男子7人が参加したこのよさこい踊り、ペナンでも放課後に集まって、練習をしていたのです。
当日は休講。出演者は朝からリハーサルがあり、会場に入ると、すでにステージが組まれ、客席には並べられた椅子が。「あそこで、ほんとに踊るんだな」メンバー内にピリッとした緊張感が漂います。法被にハチマキ姿で、入退場と立ち位置、そして踊りの最終確認。
本番、ちゃんとできるかな…。
お昼ご飯へ。この日は、チキンカレーと甘辛ダレの厚揚げでした。
基本的にこっちに来てからのご飯はカレー系が多いです。ただお店によって、味や辛さにバリエーションがあるので、飽きずに楽しめます。イベントがあるので、たくさんの人がランチ会場に集まっており、満席状態。そこで私たちは、外へ移動。ピクニック気分でご飯を食べました。
満腹になって、会場へ。
場内にはたくさんの観客。本番の緊張を忘れてしまうほど、雰囲気にのまれました。
来賓席には、在ペナン日本総領事の鹿屋真一郎さんや、ミスユニバース日本代表の加藤遊海さん、東レ株式会社の現地代表ら、名だたる方々もいらっしゃっていて、私たちは創立50周年というすばらしい場面に立ち会っているのだなと、身が引き締まりました。
そ、そして、ついにイベントがスタート…!
オープニングではマレーシアの国歌、そして日本の国歌を斉唱。私たちのパフォーマンスはその直後でした。
実は私、ダンスがあまり得意じゃないんです…。舞台袖では「ちゃんとできるんやろか」と、緊張と不安でいっぱいでした。
司会から英語で「京都外大の学生による、『よさこい踊り』です!」と呼ばれ、舞台に登場。 その瞬間、
(あれ、最初の振付はどんなんやったっけ…!!!)
と、頭の中が真っ白に。「ああ、どうしよう…!ヤバイ、何したらいいのかわからなくなった…」と、ひとりでパニック状態。
そんな状態の中、音楽のイントロが流れだしました。
(落ち着け、私…練習通りにやれば大丈夫…!)
浮き足立った集中力を高めると気持ちも落ち着き、いつもの自分を取り戻せました。しかも、今まで出したことのない、何倍もの大きな声で
ドッコイショ、ドッコイショ!!
ソーラン、ソーラン!!
と、掛け声を言いながら、自信満々に踊ることができました!
大人数で集まってパフォーマンスをするのは、高校生の体育祭ぶり。
あの頃を思い返しながら練習した私は、出番後、充足感で満ち溢れていました。メンバーたちとひとつになって取り組むことができ、練習の成果を120%出せて、本当によかった!
このほか、日本の津軽三味線奏者や、オーストラリア出身でマレー在住の尺八奏者の演奏などがありました。
特に日本とマレーシアの伝統楽器で、音楽グループ・キロロの曲「未来へ」をセッションした場面では、日本語で現地の人たちが歌う姿に、心を打たれました。
京都外大とUSMの強い繋がり、そして日本とマレーシアの友好関係を感じることができるイベントでした。
参加できて本当によかったです!