2019.12.14

CEP ペナンダイアリー №6

11月19日 緊張で頭の中が真っ白 イベントでよさこい踊り披露

みなさんこんにちは。
遠藤櫻です。

ペナンの街は最近、スコール(突発的な、激しい風雨)がとても多いです。先日の帰り道にもあい、「Grab」(タクシーの配車アプリ)を利用して帰るほど、強い雨でした。

ホテル前。スコールで大変なことになってます。
本当に雨が多い国だ…


今回は、イベント「USM50th anniversary Cultural Exchange Session Malaysia to Japan DAISUKI」 について書きたいと思います。

留学先である「University of Science Malaysia」(USM、国立マレーシア科学大学)は、今年で創立50周年。これを記念し開催するイベントで、CEPマレーシア組は「よさこい踊り」を披露しました。

実は、日本で事前に猛練習。 女子17人、男子7人が参加したこのよさこい踊り、ペナンでも放課後に集まって、練習をしていたのです

当日は休講。出演者は朝からリハーサルがあり、会場に入ると、すでにステージが組まれ、客席には並べられた椅子が。「あそこで、ほんとに踊るんだな」メンバー内にピリッとした緊張感が漂います。法被にハチマキ姿で、入退場と立ち位置、そして踊りの最終確認。

本番、ちゃんとできるかな…。

お昼ご飯へ。この日は、チキンカレーと甘辛ダレの厚揚げでした。
基本的にこっちに来てからのご飯はカレー系が多いです。ただお店によって、味や辛さにバリエーションがあるので、飽きずに楽しめます。イベントがあるので、たくさんの人がランチ会場に集まっており、満席状態。そこで私たちは、外へ移動。ピクニック気分でご飯を食べました。

自然を見ながらランチ。緑がいっぱいのUSMならではの光景です!
甘辛いタレの厚揚げと、チキンカレー。
おかわりするほどおいしかった…!


満腹になって、会場へ。

場内にはたくさんの観客。本番の緊張を忘れてしまうほど、雰囲気にのまれました。

来賓席には、在ペナン日本総領事の鹿屋真一郎さんや、ミスユニバース日本代表の加藤遊海さん、東レ株式会社の現地代表ら、名だたる方々もいらっしゃっていて、私たちは創立50周年というすばらしい場面に立ち会っているのだなと、身が引き締まりました。

法被を着ると、一段と気合が入ります


そ、そして、ついにイベントがスタート…!

オープニングではマレーシアの国歌、そして日本の国歌を斉唱。私たちのパフォーマンスはその直後でした。

実は私、ダンスがあまり得意じゃないんです…。舞台袖では「ちゃんとできるんやろか」と、緊張と不安でいっぱいでした。

司会から英語で「京都外大の学生による、『よさこい踊り』です!」と呼ばれ、舞台に登場。 その瞬間、

(あれ、最初の振付はどんなんやったっけ…!!!)

と、頭の中が真っ白に。「ああ、どうしよう…!ヤバイ、何したらいいのかわからなくなった…」と、ひとりでパニック状態。

そんな状態の中、音楽のイントロが流れだしました。

(落ち着け、私…練習通りにやれば大丈夫…!)

浮き足立った集中力を高めると気持ちも落ち着き、いつもの自分を取り戻せました。しかも、今まで出したことのない、何倍もの大きな声で

ドッコイショ、ドッコイショ!!
ソーラン、ソーラン!!

と、掛け声を言いながら、自信満々に踊ることができました!

最後のポーズ。みんなで「ヤー!!!」


大人数で集まってパフォーマンスをするのは、高校生の体育祭ぶり。
あの頃を思い返しながら練習した私は、出番後、充足感で満ち溢れていました。メンバーたちとひとつになって取り組むことができ、練習の成果を120%出せて、本当によかった!

このほか、日本の津軽三味線奏者や、オーストラリア出身でマレー在住の尺八奏者の演奏などがありました。

特に日本とマレーシアの伝統楽器で、音楽グループ・キロロの曲「未来へ」をセッションした場面では、日本語で現地の人たちが歌う姿に、心を打たれました。

津軽三味線の生演奏!私、初めて聴きました。すごい迫力
「未来へ」は、USMの学生や先生と一緒に、歌いました
最後に全員で、記念撮影。
CEPマレーシア組の士気が高まる、素晴らしいイベントでした


京都外大とUSMの強い繋がり、そして日本とマレーシアの友好関係を感じることができるイベントでした。
参加できて本当によかったです!