2019.12.23

CEP ペナンダイアリー №8

11月23日-25日「Field work trip」 後編

みなさんこんにちは、遠藤櫻です。

11月23日から出発した、「Field work trip」。2日目も引き続きマレーシア・ペラ州タイピン市を回りました。


マラッカ海峡近辺では、イルカが見れるとのこと。そこでドルフィンウォッチングをしに、朝イチで港に向かった私たち。
バスを降りると、日本の漁港とは違う、鼻をつくような魚のにおいが漂っていました。 乗船場では、何やらUSMのバダ先生や船員が話し合っています。

先生が戻ると、

「水位が低くて船が進めません。次の目的地に行きます」

とのこと。再度バスに乗車し、次の予定地の木炭製造施設 「Kuala Sepetang Charcoal Factory」へ。

木炭製造工場「Kuala Sepetang Charcoal Factory」にて。
炭の製造方法をガイドしてもらいました。
製造した木炭の半分以上を、日本へ輸出しているそうです
のぞき窓から釜の中を見るメンバー。
ここから燃える様子を確認して、火力を調整するとのこと


見学後、「水位が上がった」と連絡が入り、再度港へ。

私たちは2隻のボートに分かれ、出航しました。 海に出るまで、河の両岸に広がるマングローブ林を見ながら進むボートは、まさに、ディズニーランドの「ジャングル・クルーズ」そのもの。おのずとテンションが上がります。もちろんみんなも大はしゃぎ。

出航直後の港。こじんまりとした港でした


しかし、蛇行する河を進むため、ひとり、またひとりと船酔いする人が続出。もちろん私も酔いました…。

1時間後。マラッカ海峡を望む入り江に出ました。

しかし、進めど進めど、イルカの群れは見当たりません。グッタリしはじめた頃に、突然ボートがストップ!!

(エンジントラブル…?)

慌てる船員ら。小声で「…out of stock?(燃料切れか?)」といった会話がもれ聞こえてきます。

(え、燃料切れ!?どうしよう、このまま河の真ん中に取り残されたら…)

緊張感が漂う船員と、焦燥感に包まれた私たちは、ただただ河の流れに身をまかせるしかありませんでした。

その時、

「何人か、もう1隻の船に移ってください!」

と運転手が指示。CEPのメンバー3人が移動すると、なんとエンジンが再始動。定員オーバーだったのかしら…(このあとも、何度か止まりました)。その後も、イルカ探しが続きますが、一向に出会えません。

結局、1時間のクルージングが3時間ほど続き、帰港。ボートに乗りながらランチの予定も、なぜかキャンセルになってるなど、船酔いと空腹で身体がつらいなか、博物館の見学へ向かいました。いつご飯が食べられるのだろうか…。

クルーズ中。この直後、私が乗るボートがエンスト…


博物館到着。館内を巡りますが、展示物のキャプション(説明文のこと)はマレー語のみで、英語表記はありません。いったいどういう物なのか、さっぱりわかりませんでした…。何をテーマにした博物館なのか、付添いのUSMの学生たちに聞いても「わからない」と一言。結局、何を見ているのかよくわからないまま、見学を続けました。

13時過ぎ、ようやくランチです!
添乗員に案内されるまま、博物館横の食堂へ入店しました。

外に台所と屋根をこしらえただけの店内には、野良猫や虫がいて、出された料理を狙っています。これにはびっくりしました。虫が苦手で、動物アレルギーがある私は、ひと口も食べられず、店を後に…。

これで2日目が予定終了。1日中、炎天下での移動と空腹のため、クタクタになってホテルに戻りました。

3日目。市庁舎で、タイピン市長を表敬訪問。 都市名・タイピンは中国語で「国家の安定」意味する「太平」と書くことや、マレーシアで初めて郵便局や鉄道が設けられたなど、イギリス植民地時代の歴史や文化について1時間、聞きました。市長と話ができる機会はめったにないので、とても貴重な時間を過ごすことができたと思います。

タイピン市長を囲んで、記念撮影
(前列左から6人目が市長。その右となりが私)


訪問後、バスでペナンに戻りました。
これで約2週間の、USMでの授業が終了です。

来週からインターンシップが始まります。私は観光地「ペナンヒル」を管理する、自然保護区「The Habitat」にお邪魔します。何をするか楽しみです!