10月15~18日[21~24日目]
“北米のヨーロッパ” 秋のモントリオール散策
10月15日から4日間、VIA鉄道(カナダの国営鉄道)を利用して、トロントから遠く離れたモントリオールに行った。
ダウンタウンの一番南の駅「Union」発の特急に乗車。約6時間の旅。京都外大・国際部のスタッフが同行する予定だったけど、10月12~13日の台風19号の影響でフライトが乱れ、待ち合わせの駅で合流できず。
もともと行く予定はなかったんだけど、現地エージェントの“フランスの文化も体験して欲しい”という提案があって、日本出発1ヶ月前に突然決まった。乗車した東部近距離特急「コリドー号」は日本の新幹線よりも快適。エコノミークラスでも、座席は広くて座り心地が良く、コンセントもついて、無料Wi-Fiも利用できた。
モントリオールは、トロントに次ぐ大都市。フランス系カナダ人が多く住んでいる。言語もフランス語を使う人が多い。17世紀に植民地化した影響で、街には石畳や敷かれ、石造りの家が建ち並ぶなど、フランスの文化が色濃く残っている。北米の都市で一番、ヨーロッパを感じることができる都市だ。
駅を通過するたびに、景色が変わる。トロントの街並みが、オンタリオ湖へと移り、それもやがてブドウ畑に変わったかと思うと、突然、カエデの森が現れる。この日は晴天、景色の移り変わりを楽しんだ。
到着後、みんなで宿泊場所へ。到着が夕方だったので、ホテル近くで韓国料理を食べて、就寝。
16日は、朝から小雨。
あまり外に出たくなかったが、モントリオール・ノートルダム大聖堂を見に行くことに。
ノートルダム大聖堂といえば、パリにあるものが有名だけど(まだ見たことない)、モントリオールの大聖堂も荘厳で美しく、大勢の観光客がいた。
大聖堂の周囲はオフィスビルが建つ。現代的な建物の中に、ゴシック風の建築物が、当時の空気をまとってまぎれ込んでいるようだった。左右には、高さ77mの2つの塔。真下から見上げると、後ろに転んでしまいそうになるほど、首を反らした。
堂内に入ると、目に飛び込んできたのはコバルトブルーの祭壇だった。
祭壇の下には、宗教画「イエスの磔刑」を立体的に表現した像が配置されている。装飾は金色に彩色しており、青と金のコントラストが生む神々しさに、しばらく声が出せなかった。縦長の空間で、天井は高く、中央の通路を挟むように、長椅子がずらりと並ぶ。明かりはほぼロウソクだけで保たれていて、程よい緊張感とあたたかな光に、心が安らいだ。
パリのノートルダムも、似た雰囲気なんだろうか。
入場に9C$(750円くらい)かかったが、入ってよかった。
その後、紅葉を見るために、ホテルから20分くらい北にある丘を散策。紅葉道があった。
まだ完全には赤くはなかったが、際立つ黄色がとてもキレイだった。京都も帰る頃には寒くなってるかな?
この日の夜は、別行動のトロント組、合流できた国際部スタッフと、ホテルから徒歩30分ぐらい離れたレストランへ。自分はハンバーガーを注文。
分厚くて、でかい!うまくかじれず、食べるのに苦労したが、日本のものとは違い、しっかり肉の味がした。
17日も雨。ホテルから一歩も外出せず。撮りためた写真や動画の整理中心に、部屋でゆっくりした。
翌日の午前にトロント行きの電車に乗って、帰宅。連日の活動のためか、疲れがたまってるよう。泥のように眠った。
カナダ滞在もあと1週間。
やること、まだまだいっぱいあるなあ。