2020.01.14

【最終回】トロント滞在日記 #11

10月24日:最終日[30日目]
自分と向き合えた、トロント滞在


10月24日。長いようで短かったトロントとも、ついにお別れです。


午前9時出発の飛行機に乗るため 、ホームステイ先を早朝4時に出発。夜明け前で暗く、気温も4℃ととても寒い朝でした。静まり返った住宅街に響くのは、ゴロゴロと鳴る、自分のトランクケースの音だけ。バスも動いてましたが(トロントでは、24時間営業している)、万が一、トラブルで遅れた時のことを考えて、タクシーに乗車。

空港まで約40分。「京都に帰るんだな」と、この1ヵ月間のことを振り返っていると、少し感傷的になってしまいました。

JCCC(日系文化会館)を訪問。
日系カナダ人の歴史や、その支援について聞きました


帰国には付添いがいません。メンバーがちゃんと時間通り集合できるか心配でしたが、遅刻する人もなく、大丈夫でした。みんな、疲れ気味の様子。トロント → バンクーバー → 関西国際空港まで、約14時間の移動です。機内では、眠っている人が多かったと思います。

今回のCEP、活動目的は2つありました。
ひとつは雑誌制作。もうひとつは「観光チーム」として、トロントのおすすめカフェや博物館などを訪れ、雑誌に掲載するリポートを書くことです。

雑誌は、トロントの街を紹介するもの。自分たちが感じたトロントの良いところや悪いところなどを、どうやって読者に伝えるか、そのためのコンテンツをどうするかを、メンバーから出たアイデアをまとめ、方向性を明確化する「編集長」のような役割を担いました。
またリポート執筆は、事前にリサーチした場所に行き、感じたことを文章化する作業でした。そしてトロントの日常を動画で撮影し、編集もしていました。

CEPには、自分自身と向き合う機会がたくさんありました。

例えば、自分を客観的に見るきっかけを作ってくれたクラスメイトたち。

最終日の10月23日、メンバーたちと意見交換をしました。 その時出たのが、

「響は何をやっていたかわからない」
「編集長として期待していたが、できていなかった」

という意見でした。


みんなは、自分では気づけないところを話してくれました。特に痛感したのは、自分とメンバー間の「報連相」(報告・連絡・相談のこと。ビジネスの基本といわれている)がうまくできていなかったこと、そして編集長としてリーダーシップの発揮や、チームのマネジメントができていなかったことです。

滞在期間の土日は自由行動の日だったので、取材のため単独行動をしており、その内容を日報として提出。週1~2回あったミーティングで、報告していましたが、その内容がスムーズに伝わっていなかったようです。 またメンバーたちが進めている作業を把握し、指示することや、意見をうまく引き出してまとめられませんでした。

正直なところ、感情的になって、言い返したくなるような発言も受けました。帰国後、自分の中で処理できないモヤモヤした感情が残り、気持ちがなえてしまって、雑誌制作の進行が止まってしまうほど、ショックを受けました。

今回、「報連相」の徹底や、明確な目標設定とその修正、メンバーの管理や指導、配慮などの難しさを経験することができました。この一件を前向きに捉えて、これからの大学生活で生かしたいと考えています。

勇気を持って話してくれたみんなに、感謝します。

また、新しい出会いもありました。トロントで生活し、自身の目標に向けて活動する3人の日本人から刺激をもらいました。同時に、自分を取り巻く、現在の環境を見つめなおす良い機会にもなりました。

トロントでの経験は、自分自身を見つめる機会となって、成長させてくれたと思います。

雑誌は1月末には、電子書籍で出版する予定です。自分ができる限りのことをやって、発行までつなげたいと思います。

みなさん、お楽しみに!

ダウンタウン・リージェントパークにある文化施設「Daniels Spectrum」にて。
メンバーのみんな、お疲れ様でした!